名刺入れってどうやって作るの?第二弾【上野店・革職人への道】

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みなさんこんにちは!mic上野店あずはたです。

冬が終わりましたね!昨年の秋に、刻印職人の五十嵐さんと植えたチューリップたちも可愛いつぼみがついてきました。

上野店にご来店した際に是非ご覧ください!笑

 

 

 

 

 

1本だけ咲きました!

 

 

 

 

 

今回のブログは、名刺入れの作り方をご紹介します!

前のブログを見てくださった方はまた名刺?って思うかもしれませんが、、前回のとは違うんです。

今回は通しマチの名刺です!

通しマチの特徴は、マチが繋がっていて(通し)たくさん名刺をいれられることです!

またまたmicの名刺入れを参考に作りました!

 

 

 

使うもの

*革

*芯

*裏地

*ミシン

*革漉き機

*革包丁

*彫刻刀

*のり

*へら

*ねん

 

 

①裁断

革漉き

革、生地、芯を型紙通り切って革漉きをします。

画像の上に移っているのがマチです

ちょっとかっこつけて曲線を入れたのですが、手裁ちは難しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③貼り込み

サイビノールというのりで貼っていきます

 

 

 

 

 

 

④へり返し

 

 

 

 

 

 

ねん引き

やっぱり、ねんをひくと引き締まる感じしますよね!

 

 

 

 

 

 

⑥ミシン

マチも貼り込んでみしんをかける前の状態です。

この名刺入れの大きさは、画像一番下に映っているポケット部が高さ70㎜横110㎜で、そこから考えるとマチの長さは70×2と110で250㎜になりそうですが、実は違うんです。

紙に線が描いてあるのですが、65 100 65に分けてあり、全体は230になってます。(実際はそれプラスへり分です)

20はどこに行ったのかというと、この線のところで上下4か所に5㎜に切れ込みが入っていて、そこで曲げると角丸が四角く空くようになっているんです。(画像2枚目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでできたらもう一息ですね!

micのとはちょっとちがう貼り方をします。

真ん中の曲がるところは有(あり)というのですが、そこまでは返し合わせ、ポケットのところはへりで包むようにしました。

 

ちなみに返し合わせとはへりで返したもの同士をくっつける作り方です

 

 

 

 

 

 

縫った後ですが、横から見ると分かりやすいです。

表と裏がくっついて2重になっているところが返し合わせ

ポケットのところは表のヘリでマチをくるんであるので1枚になっています。

 

 

マチのコバ(切った断面)が見えない様にこういう作り方にしました。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにmicの通しマチ名刺入れはこんな風に作ってありました。

これは、表の革は切れ目(ヘリをつけない)にして、中造りはポケット部以外はヘリ返し、ポケットの背面は細長い革でへりを巻いています。

 

 

 

 

 

 

 

⑦仕上げミシン

 

表と中を貼り込んだら、ミシンをかけます。

表には紙の芯材が入っているので、それを折らない様に気を付けながら縫います。芯が折れると製品が曲がったり手で触るとぼこぼこしたりして不良品になってしまいます。

 

 

 

 

 

最後、糸を始末したら完成です!

 

 

 

 

 

 

営業などたくさん名刺交換されるお仕事の方にお勧めの形です!

micでも取り扱っている形なのでぜひご覧ください(^^)/micの名刺入れ

 

 

 

 

 

 

 

~みんなのエイジング~

今回から、ブログの最後にお客様が実際使用したお財布の紹介をしていきたいと思います!

 

形:Gヌメラウンドファスナー

使用年数:4年

 

 

ツヤがでて色も濃くなっています!

キズも一緒に過ごしてきた証ですね。これからもどんどん使用してエイジングさせてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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