革財布のお店MIC(ミック)

革財布の基本のレザーケア

革財布のレザーケアを実践!
基本的なやり方・必要な道具を徹底解説します。

上野店 杉浦

作成:2022年06月14日

更新:2022年06月14日

実はそんなに大変ではない!?革財布のメンテナンス方法の基本をご紹介します。

「革財布のケアってどうやればいいんですか?」「どのくらいの頻度でやるべきですか?」
店頭でよくお問い合わせいただくケアに関する疑問です。
実は道具さえあれば、ちょっとの時間できちんとメンテナンスできてしまうんです。

今回の読み物では、そんな革財布のレザーケアの基本的なやり方、使う道具、やる頻度など詳しくをご紹介します。
もし「文章だとわからない!」「実際にどうやってやるのか詳しく見たい!」
という方は目次5番目の「5.動画でさらに詳しくご紹介!」の、Youtube動画をご覧ください!

1.レザーケアって必要なの?

そもそも革財布にレザーケアは必要?不要?

結論から言うと、革財布は「絶対にレザーケアをしなくてはいけない」ものではありません。

財布は一日に何回も手で触れる革製品です。その際、財布の革表面に手の油分が浸透していき、実は無意識のうちにオイルケアをしています。
また、革財布はバッグや靴と違って、基本的に日光や外気、雨などにさらされることがあまりありません。
そのために、汚れや乾燥、染みになるリスクはバッグや靴に比べて低いです。
そうした意味で、ケアはしなくても大丈夫と言えなくもありません。

しかしながら、革財布はバッグや靴と比べた時に異なる点がいくつかあります。
具体的には、財布は曲げ伸ばしされる部分や、「革漉き」によって革の厚みを薄くした部分が多くある点※です。
こうした部分は乾燥し柔軟性が無くなっていると、革が裂けたり切れやすくなっているのです。
革財布はそうしたデリケートな面を持っています。
そのために定期的に革の保湿・栄養補給をしておくことはやっておいて損のないことなのです。

また、もう一つレザーケアをすることで良いことがあります。
それは「愛用しているお財布への愛着が湧きやすくなること」です。

相棒のように毎日連れ添っている財布にケアクリームを塗ったり、ブラシや布で磨きあげたりして、綺麗さっぱりとした財布になると、また気分よく使っていくことができます。

この記事を読んでいただいている方は、少なからず、今お持ちの財布を長く使っていこうとしている方だと思います。
ぜひそうした愛情の面でも、気軽にレザーケアをしていただければと思います。

※裏地の付かない、厚い革で構成されたものはそうした心配は少ないです。

2.どのくらいの頻度でやるべき?

年に数回やればOK!

では、革財布はどのくらいの頻度でケアをするべきでしょうか?
答えとしては、2~3か月に一度くらいで十分です。
1年間にすると、4~6回というところ。


理由は、先ほど述べた外の環境にさらされることが少ないためです。
「レザーケアをこまめにやるのはちょっとなぁ...」と思っている方はご安心ください(笑)。

また革の種類によってはもっと少なくても問題ありません。
例えばオイルレザーなどは、そもそも革にオイルがたっぷりと入っており、柔軟性を保ちやすい革のためだからです。

逆に、常にホコリや雨水などがかかる革靴は、靴を履く回数や使用した時の状況によって、都度ケアをした方がよく、革財布よりはこまめにケアする必要が出てきます。

3.ケアに必要な道具

財布以外にも使えるケアグッズ4点

必要な道具は4点あります。いずれも革財布以外のケアにもお使いいただけます。
実際には革のケアグッズは細かく上げていくときりがないくらいたくさんあります。
しかし今回ご紹介する「基本のケア」に使うのは、この4点で十分です。
それでは一つずつご紹介していきます。

ミニホースブラシ

ミニホースブラシ

柔らかい馬の毛の手のひらサイズのブラシです。
ホコリ落とし、仕上げ磨きに使います。
ブラシは馬毛のほかに硬い毛質の豚毛のものがありますが、革靴と違って、デリケートな革が多い財布や革小物には、馬毛の方が向いています。特にホコリ落としについては、柔らかい毛質の馬毛が適しています。
ステインリムーバー

ステインリムーバー

革表面や毛穴に詰まった古いケアクリームや革にダメージを与える汗汚れを落とす水性のクリーナーです。本来は靴用ですが、革小物にもご使用いただけます。
言ってみれば洗顔料のようなもので、これを使うことでクリームの浸透をよくします。
沈着した汚れ(黒ずみ・インクなど)は落とすことはできません。
ケアクリーム/ケアオイル

ケアクリーム/ケアオイル

保湿・栄養補給のためのクリーム・オイルです。
革のタイプや仕上がりなど、お好みに合わせてお選びください。
靴用のもので、色が入っているものはお使いいただけません。
お手持ちのものを使う場合は、その点にご注意ください。
ポリッシングコットン(柔らかい綿生地)

ポリッシングコットン(柔らかい綿生地)

クリームの塗布、仕上げ磨きなどに使う柔らかい布生地です。
このポリッシングコットンは、起毛したネル生地を使用していて、革に優しく磨き上げるのにぴったりです。
もし家に着古した綿生地のTシャツや肌着があればそれで代用することもできます。

4.レザーケアの4つのステップ

レザーケアでやることは大きく分けて「4つ」

基本的なレザーケアの流れには以下の4つのステップがあります。

① ホコリ落とし
② 汚れ落とし
③ ケアクリーム・オイルを塗る
④ 仕上げ

ではそれぞれについて、解説していきます。

① ホコリ落とし/ミニホースブラシ

ホコリ落とし/ミニホースブラシ
まず、汚れ落としや、クリームを塗る前に、財布の表面に付着したホコリやごみを払い落とします。
使う道具はミニホースブラシです。
軽い力で全体的にブラッシングします。強くこすると革が傷つく恐れがありますので、
軽く「さっさっ」と掃くようにしてホコリを落としていきます。

日常的なケアとしてはこのブラッシングだけでも十分です。
ホコリ落とし/ミニホースブラシ
革財布・革小物において特に注意したいのは、マチや札口、ファスナーなどの狭い隙間です。
こうした部分にはホコリやごみがたまりやすく、気が付くと結構な量が入り込んでいます。
かき出すようにして、ブラッシングしてあげましょう。

② 汚れ落とし/ステインリムーバー・ポリッシングコットン

汚れ落とし/ステインリムーバー・ポリッシングコットン
続いて、革表面の古いクリームや汚れ、汗の成分などを除去して革を綺麗にしてあげます。
これを行うことで、このあとの保湿クリーム、オイルが革に入っていきやすくなります。
使う道具はステインリムーバーとポリッシングコットン(柔らかい布)です。
汚れ落とし/ステインリムーバー・ポリッシングコットン
まずステインリムーバーの使い方です。
ステインリムーバーは何もしないとボトルの中で洗浄成分と水分が分離しています。
そのため、まずボトルをよく振って、それらの成分を混ぜ合わせてあげましょう。
汚れ落とし/ステインリムーバー・ポリッシングコットン
続いて、ステインリムーバーをポリッシングコットンに数滴取って、革表面に塗っていきます。足りなくなったらその都度、ステインリムーバーをたらして全体にいきわたるようにしましょう。
塗り終わると、革表面がすっきりとした状態になったらOKです。

ヌメ革は塗った直後は色が濃くなりますが、すぐに元に戻るので安心して使ってください。

③ ケアクリーム・オイルを塗る

ケアクリーム・オイル
いよいよ革の保湿・栄養補給です。ケアクリーム・オイルを塗っていきます。
今回はデリケートクリームを使用して説明します。
デリケートクリームの場合は、使う前に特に何かをする必要ありません。
しかしお使いになるケア用品によって、塗る前にボトルを振るなど必要な工程がある場合があります。予めお使いのケア用品の使い方をご確認ください。
ケアクリーム・オイル
デリケートクリームは指に直接取って塗ることができます。
指先に小指の爪の先くらいの量を取って、革表面に円を描くように塗っていきます。

そのほかのクリーム・オイルの場合でも指で塗っていただいて構いませんが、ポリッシングコットンなど布にとって塗ると手が汚れなくてすみます。
ケアクリーム・オイル
折り曲げる部分や「へり」と呼ばれる端の革を折り返している部分(薄い部分)、ステッチ周辺革がひび割れたり、破れやすい部分なので、クリームは重点的に塗りましょう。

塗り終わったら、クリームをなじませるために数分置いて、乾燥させます。

④ 仕上げ/ポリッシングコットン・ミニホースブラシ

仕上げ/ポリッシングコットン・ミニホースブラシ
数分置いて革にクリームが浸透した感じになったら、仕上げです。
道具はポリッシングコットン、もしくはミニホースブラシを使います。

軽い力で表面を乾拭き、磨き上げます。これをすることによって余分なクリームを除去することもできます。
仕上げ/ポリッシングコットン・ミニホースブラシ
アニリンカーフクリームなど艶を出す成分が含まれている場合、多めに乾拭き、磨き上げることで艶が生まれてきます。
その際には、ストッキングを使うと艶が出やすいのでおすすめです。

これでケアは完了です!
時間にして10~15分程度あれば、しっかりとケアできます。

5.動画でさらに詳しくご紹介!

micのYoutubeチャンネルでは、今回ご紹介したケアの基本的なやり方、道具の使い方を動画でご紹介しています。
ぜひご覧ください。

以上が、革財布・革小物のレザーケアの基本的なやり方になります。
他にもいろいろなケアグッズややり方がありますが、今回ご紹介した方法で、十分革のメンテナンスはできます。
ご愛用の革財布・革小物はぜひケアをして末永くお使いください!
micの商品の場合は、お店にお持ちいただけましたら、スタッフの方でレザーケアをするサービスもございます。
しかも無料です!道具をお持ちでない方はぜひご利用ください!

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